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業務用エアコン暖房は結露が起きにくい?それでも起きてしまうのはなぜ?

  • 公開日:2016年12月9日
  • 最終更新日:2022年6月8日

エアコンは比較的結露しにくい暖房器具ですが…

冬場に暖房をつけると起こる、窓や壁がびちゃびちゃに濡れてしまうイヤ〜な「結露」。
結露はカビを発生させたり、建物を傷ませてしまうので避けたいですよね。
結露はなぜ起きるのか?業務用エアコンで暖房を快適に使うための注意ポイントをご紹介しましょう。

結露の原因は水蒸気。業務用エアコンの暖房が結露を起こしにくい理由とは?

ガスファンヒーター

結露が起きやすい暖房器具は、
石油ストーブやガスファンヒーターなど、燃料を燃やして温めるタイプの暖房機器。

燃焼とは、空気中の酸素(O)と、燃料に含まれている炭素(C)と水素(H)が結びつき、
二酸化炭素(CO2)と水(H2O)になる化学反応。

石油ストーブやガスファンヒーターなどは、燃料を燃やすために空気(酸素)を取り込む部分が、部屋の内部で開放されています。

水蒸気

さらに、排気も室内で行うため、燃料を燃やして室内を温めるほどに、確実に水分が増えていきます。

その点、エアコン暖房は燃焼を行わないので水分を発生させず、結露が起きにくいんです。

 

結露が起きる仕組みとは?

とは言え、エアコン暖房でも結露が起きてしまうことはあります。

その原因は、外気との温度差。
空気中の水分量は、温度によって変わります。

(人が密集すると、汗や呼吸などから空中の水分が増えます。
朝起きると結露が起きていることが多いのは、睡眠中の呼気によるものです)

温度が高いほど空中の水蒸気、つまり「気体の水」の量が多くなるのです。

窓の結露

空気が冷えると、温度が高い時に空気中に含まれた水蒸気が「液体の水」へ変化します。
この変化が起きやすいのが、外気との温度差が高い「窓」や「壁際」。

これが結露の起きる仕組みです。
結露を増やさないためには、結露が起きやすい場所との温度差を減らせばいいんです。

エアコンでも、結露対策をして快適に

結露を防ぐためのポイントは、水分の多い空気を外に追い出すこと。
つまり、「換気」です。

換気には、建築基準法により「機械換気」と「自然換気」を組み合わせた4種類があります。

自然換気の代表例は、窓を開けることです。
ただ、この方法は温まった部屋の気温を下げて、暖房効率を効率を下げてしまいます。

業務用エアコンが使用される店舗、オフィスなどでは、窓を全開にして換気することは少ないかもしれませんが、注意してくださいね。

もし、部屋に換気扇が付いていたら、こまめに付けるといいでしょう。

電気代も比較的かからず結露を予防できる方法ですよ。

部屋の湿度を保ちつつ快適に過ごすためには、カーテンやブラインドを閉めて空気の層を作り、外気との温度差をなだらかにすると良いでしょう。

また、窓の近くにサーキュレーターを置き、空気を循環させることも効果的です。

結露を上手に防止して、エアコン暖房を快適に使用してくださいね。

 

過去のおすすめ記事

換気や冬の業務用エアコン使用についてのご質問に対する過去の記事はこちらです。
是非ご参考になさってください。

エアコンを使っているときには換気扇を使っちゃダメなの?
業務用エアコンの暖房と電気ヒーター、どっちが温かい?

 

 

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