厨房、調理場には、どんな業務用エアコンを選べばいい?
- 公開日:2016年5月11日
- 最終更新日:2017年1月13日
厨房向け業務用エアコンに必要な機能とは?
厨房は特殊な環境なので、業務用エアコンの設置や選び方にはコツがあります。
厨房内は汚れのトラブルが多いですが、最近は油汚れやサビなどに強い、厨房向けの専門商品が出ています。
学校給食などの給食センターや、レストラン、居酒屋などへ納入実績が多数ある経験豊富なプロが、厨房に向いている業務用エアコンを選ぶポイントをご紹介します。
天吊りタイプの業務用エアコンは、天井内に有効スペースがない厨房にピッタリ!
厨房用の業務用エアコンに多い天吊りタイプは、主に天井内に有効スペースがない場合などに採用されます。
目詰まり防止用の対策があったり、外板に油やサビに強いステンレスが採用されているなど、各メーカー特色があります。換気対策としては、リアパネルに外気を取り入れるノックアウト穴をオプションで取り付けられるエアコンもあります。
また、厨房は衛生面も重要なので、ドレンパンやフィルターを抗菌化していたり、フィルターが使い捨てタイプでお掃除不要な業務用エアコンが多いのも特徴です。
[各メーカー厨房向け業務用エアコンの特長]
- 目詰まり防止用対策(高性能オイルミストフィルター)
- 油やサビに強いステンレスボディ
- 換気対策(オプション)
- フィルターが使い捨てタイプで、お掃除不要
- 目詰まり防止用対策(高性能オイルミストフィルター)
- 油やサビに強いステンレスボディ
- ドレンパンやフィルターの抗菌化
- フィルターが使い捨てタイプで、お掃除不要
- ドレンパンやフィルターの抗菌化
粉ものを扱う厨房にも設置できる業務用エアコンは?
厨房向け業務用エアコンの中には「小麦粉やそば粉など粉を使うところには設置しないでください」と明記されている製品も多いです。
しかし、実はこのような環境でも使用できる厨房用エアコンはあります!
カタログにはあまり載っていないのですが、ビルトインタイプの業務用エアコンがオススメ。ビルトインタイプは天井カセットタイプと違い、吸い込みを客席から、吹き出しを厨房からという使い方をします。そのため、油や粉などの利用に制限はなく、空調された空気のみ厨房内に放出させることができます。
パン屋、そば屋、うどん屋など、粉ものを扱う飲食店でも、安心してお使いいただけます。
ダクトを使ったスポット空調はエアコンコムにお任せ!
飲食店の厨房はスペースが広く、熱源がある上、換気扇が複数あるなど排気風量も多く、厨房内すべてを空調することは効率が良くありません。また、空間全体を冷やすことは、調理済食品の温度低下の原因にもなってしまいます。
そこで有効なのが、スポット空調・対人空調です。
ダクトを使うスポット空調は、東芝、日立、ダイキン、三菱などエアコンコムで取り扱うメーカー各社でラインナップされています。
また天井カセットタイプのエアコンを改造して、天井下へ吹き出すことなくダクトと連結して、ビルトインタイプのように利用する方法もあります。この方法は、機器が天井内に収まるスペースがない場合などに適しています。
居酒屋、ラーメン店などの厨房に対して、ダクト方式で調理師本人へのスポット空調を設置するのは、エアコンコムの得意分野です! 特に夏場は外気温に加え、コンロなどの熱源により灼熱になるため、この方式は好評いただいています。
以下の記事では、ダクトによるスポット冷房の導入事例もご紹介していますので、ぜひご覧ください。
また、冬場などは厨房内でも低温が続くことがあります。熱源を使わない料理の仕込み時間帯や後片付けの際には暖房に切り替えて使用することもできます。
また、飲食店に業務用エアコンを導入されたお客様の声も、ぜひご参考になさってください。