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業務用エアコンが、ヤモリで故障!? その原因と対策とは?

  • 公開日:2016年6月29日
  • 最終更新日:2023年2月17日

“家の守り神”ヤモリがエアコンを破壊する?

あまり聞かないかもしれませんが、沖縄を中心に、ヤモリが原因でエアコンの室外機が故障することがあるんです。
エアコンのカタログにも「ヤモリ対策」をうたった機種があります。
今回は、ヤモリによる業務用エアコンの故障原因と、その対策についてご紹介しましょう。

ヤモリの水分で、エアコンの回路がショート!

体の75%が水分でできているヤモリは、驚くと水分を出すという性質があります。

一方、エアコンの室外機は、高温になった熱交換器の間に空気を流し冷ましているため、密閉構造ではなく、ヤモリなどの小動物が入る隙間があります。

特に内部の基盤部分は温かく、また薄暗くもあり、夜行性のヤモリにとって格好の隠れ場所。

動き回るヤモリが基盤で電流に触れ、驚いて出した水分が回路をショートさせ、室外機が故障してしまうのです。

特に沖縄地方では、エアコンの故障原因の大多数を占めています。

そこで、エアコンメーカー各社は、ヤモリ対策を打ち出しています。

 

 

各エアコンメーカーのヤモリ対策

各メーカーとも、ヤモリの侵入自体を防ぐ対策、万が一ヤモリに侵入されても回路がショートしない対策を講じています。

ただし、いずれのメーカーの対策もリスクを低減することはできても、基盤接触を完全に防ぐことは難しいようです。

 

東芝

  • 基盤の側面から裏面を、絶縁シートでぴったり包み込み、ヤモリの侵入リスクを軽減。

 

日立

  • ヤモリが室外ユニット内部へ侵入しても、基盤への接触を防止する絶縁シートを設置。

 

パナソニック

  • 基盤を樹脂板で囲い、小動物の侵入を防止します。

 

三菱電機

  • 安心設計のひとつとして、室外制御基板をボードボックスに収納することで基盤裏面へのヤモリなどの小動物の侵入を未然に防ぎます。

ヤモリが原因の故障は、代金請求の対象外?

ヤモリ対策仕様のエアコンは、費用が通常より高くなってしまいますし、東芝を例に挙げると、対策仕様の保証期間は1年間となっています。

ヤモリの侵入による故障はユーザー側の責任ではないとの判断から、基盤交換の部品代金は請求しない取り決めとなっているメーカーもあるようです。

とは言え、修理出張費はかかりますし、何より業務用の場合はエアコンが稼働しないことで、店舗の営業や工場の稼働などに影響が出てしまい、そちらの損失の方が大きくなってしまうでしょう。

業務で使うのであれば、やはり、ヤモリ対策も万全にしておきたいところです。

ヤモリ対策仕様のエアコンは、受注対応になる場合もありますので、エアコンコムまでお問い合わせくださいね。

 

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