業務用エアコンも室外機の暑さ対策を。直射日光を当てないほうが良い?
エアコンの室外機を酷暑から守ってあげる!
実はエアコンは「暑さにも弱い機械」ですので、室外機はできるだけ暑さ対策をすると良いです。
極端に暑い日はエアコン室外機はフル回転しています。
業務用エアコンの仕組みを理解して、正しい暑さ対策をしましょう。
考え方は室外機の雪対策と同じ
以前にこのような記事を書かせていただきました。
この中で、「エアコン室外機は寒さに弱いから、しっかり雪対策をしましょう!」というお話をしました。
これを読まれた方はもうお分かりだと思いますが、実はエアコンは暑さにも結構弱いんです。
理由は同じく、エアコンはその仕組み上、本体と室外機との熱交換で成り立っているからですね。
寒い日に室外機で冷媒を暖めるのが大変なのと同様、暑い日に室外機で冷媒を冷やすのが大変なのはご理解いただけると思います。
特に真夏の酷暑の日、室外機がフル稼働の末トラブルが発生し、エアコンが停止して使えなくなるという最悪の自体が起きることも。
接客業であれば一大事ですよね。
エアコン効率を上げる具体的な方法
このようなトラブルをできるだけ防ぎ、エアコン効率を上げるにはどうすれば良いのでしょうか?
これは前回の記事同様、とにかく室外機自体が暑くならないように対策を取ればいいわけですね。
具体的な方法はいくつかあります。
その1.風通しをよくする
エアコンは熱交換器で熱を交換します。
その際に重要なのは風通しを確保することです。
室外機の吹き出し口にモノを置かないというのはここからきているわけですね。
せっかくファンを回して熱交換をしようとしても、空気の流れを物理的に遮断していたら効率が悪くなるのは当然です。
これは冷房時、暖房時共通です。
室外機を風通しの良い場所に設置して、アルミフィンにゴミが詰まらなうようにしてください。
ゴミが溜まっていないか、たまにはチェックしてあげてください。
その2.なるべく直射日光が当たらないようにする
直射日光が当たれば当然室外機自体の温度が上昇して熱交換が難しくなります。
もちろん外に設置される室外機は直射日光が当たることを想定して設計されていますが、できれば真夏の強い日差しは当たらないほうがいいですよね。
ですので、すだれなどを用いて出来る限り日中の暑い時間帯に直射日光が当たらないようにするという方法です。
ただ、間違ってもすだれを直接かぶせたり、全面囲ってしまったり、何かのケースをかぶせたりはしないでくださいね。
直射日光も敵ですが、それ以上に風通しが悪いことのほうがマイナスに働きます。
その3.水をかけて冷やす
酷暑の日、室外機自体がひどい暑さになっています。
ですので、水をかけて気化熱で熱を逃がすわけですね。
室外機は外に設置されるものですので、雨に当たっても良いように設計されています。
ですので、上部から水をかける分には問題ありません。
ホースなどで下部から水をかけるのは故障の原因に繋がる場合もありますので気をつけてくださいね。
その4.室内に直射日光が当たらないようにする
室外機対策ばかり気にし始めると忘れてしまうのが室内の対策。
どんなに熱交換を進めても、室内が直射日光でどんどん暖められていたら効果は半減です。
窓の多い部屋は特に要注意。
カーテンやブラインド、すだれなどをうまく使ってエアコンに頼らなくても室内の温度が上がらないような工夫をしてください。
まとめ
エアコンの仕組み、熱の仕組みを理解すればやるべきことは見えてきます。
当然ですが省エネ効果もあり電気代の節約にも繋がりますので、是非とも実行してみてくださいね。