1. 寒冷地仕様の業務用エアコンと普通の業務用エアコンの違い

寒冷地仕様の業務用エアコンと普通の業務用エアコンの違い

  • 公開日:2017年12月29日
  • 最終更新日:2018年5月8日

様々な製品がある寒冷地仕様って?

「寒冷地仕様」とは、その名通り北国や豪雪地帯など、寒さの厳しい環境にも対応できる製品です。代表的なものとしては、車や住宅、水回り、そして業務用エアコンもそのひとつです。では、なぜ厳しい寒さにも対応できるのか?通常の業務用エアコンと寒冷地仕様の業務用エアコンでは、どんな違いがあるのか探ってみたいと思います。

通常の業務用エアコンが寒冷地の真冬に対応できない理由

寒い

 

寒冷地のように、外気温が0度以下になる地域では、業務用エアコンの暖房が十分に効果を発揮できません。

その理由は、業務用エアコンに搭載されているヒートポンプをいう技術にあります。ヒートポンプとは、空気中の熱を集めてエネルギーに変える技術の名称です。
業務用エアコンの場合は、室外機が外気中の熱をポンプのように汲み上げて、室外機とエアコンの間を巡回している冷媒がその熱を吹き出し口まで運びます。

エアコンの吹き出し口にたどり着いた熱が室内に放出されると、部屋が温まる仕組みです。

しかし、外気温が極端に低いと空気中の熱を十分に集めることができません。

その結果、部屋を温めるための熱(エネルギー)の生産が追いつかなくなります。通常の業務用エアコンが寒冷地に対応できないのは、これが理由です。

寒冷地仕様の業務用エアコンの特徴

通常の業務用エアコンではカバーできない部分を、寒冷地用に改良したものが寒冷地仕様の業務用エアコンです。その大きな違いは、室外機にあります。室内機においては、寒冷地仕様と通常のものにほとんど差はありません。しかし、室外機においてはその差は歴然です。適用畳数が同等の通常のエアコンと比較した時、寒冷地仕様の室外機は1~2ランク上の定格出力であるといわれています。では、具体的な違いをご紹介します。

・パワフルな室外機

まずは、通常の室外機と比べて寒冷地仕様の室外機は見た目が大きいことが特徴です。気温の低い外気から、より多くの熱を集めるために熱交換器の表面積が大きくしていること。また、外気が低くても、素早く熱を生産できる高性能のコンプレッサーを搭載していることが理由です。「外気が低すぎて部屋がなかなか温まらない」という寒冷地の問題を、パワフルな室外機で解消しています。

・室外機にヒーターが搭載されている

業務用エアコンの室外機は、熱を汲み上げて冷気を吐き出します。そのため、室外機周辺は凍結しやすい状態です。室外機に霜がつき、氷に変わると、熱を汲み上げるための通路が塞がれて暖房運転ができません。それを防ぐために、寒冷地仕様の室外機の底板にはヒーターが搭載されており、凍結を防いでいます。

・霜取り運転中も暖房運転が継続

室外機の霜取り運転は、通常のエアコンでも寒冷地仕様でも避けることができません。霜取り運転中は暖房運転がストップするため、寒冷地では部屋が冷えてしまうことも。しかし、昨今の寒冷地仕様の業務用エアコンでは、霜取り運転をアシストしながら室内に暖かい空気を供給する工夫がされています。コンプレッサーから出る熱を蓄熱したり、熱交換器を2つにするなど、その仕組みはメーカーにより様々です。

・室外機の雪対策

室外機が雪で埋まったり、室外機の中に雪が直接入り込むと、暖房運転に支障をきたします。そこで、寒冷地仕様の業務用エアコンは専用の付属品が用意されています。例えば、積雪から室外機を守るための脚の高い高置台や壁面置台。上から降る雪や氷麗対策として、防雪フードなどがあります。

寒冷地でも活躍できる暖房機器

ひと昔前までは、寒冷地におけるエアコン暖房は「部屋が温まらない」というイメージでした。そのため、寒冷地の冬は石油ストーブをメインに使用しているケースが多いようです。しかし、灯油の持ち運びなど、何かと負担の大きいのが石油ストーブのデメリットです。
昨今の業務用エアコンは、性能が高く「温まらない」という懸念は払拭できるものとなりました。今後、寒冷地において暖房機器を購入する際は、有力候補のひとつとしてご検討いただければと思います。

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