業務用エアコンを掃除するには?自分で出来る方法と注意点を解説!
日頃からできる業務用エアコンの簡単掃除方法
家庭用エアコンをご自身で掃除する方は比較的多いかと思います。
しかし、業務用エアコンとなると清掃・クリーニング法がイマイチわからないといった理由で手を付けない方が多いのです。
日常的にご自身で簡単にできるお手入れ方法をご紹介します!
なぜか誰も掃除しないことが多い業務用エアコン
空調の効きが悪いと感じたとき、年末の大掃除のときなど、家庭用エアコンはご自身で清掃・クリーニングされる方は多いですよね。
しかし、業務用エアコンになると途端に誰も清掃しなくなることが多いんです。
業務用エアコンは天井に設置されているタイプも多く、単順に清掃・クリーニングが大変という理由があります。
また、自分の家ではないので、どうしても他人事というか心理的になかなか手が付けづらいというのはありますよね。
ただ、家庭用エアコン以上に日常的に使われる業務用エアコンこそ、日常清掃が重要なんです。
今回は日常で手軽に行えるクリーニング方法をご紹介します。
自分で出来る簡単清掃・クリーニング
1 設置されているエアコンのタイプを確認しましょう
業務用エアコンには様々なタイプが存在しますので、まずは設置されている機器のタイプを確認しましょう。
・天井カセット形4方向
・天井カセット形2方向
・天井カセット形1方向
・天井吊形
・床置形
・壁掛形
・天井埋込ビルトイン形
・天井埋込ダクト形
タイプによってパネルの外し方や注意点が異なりますので、お手持ちの取扱説明書を確認したうえで、安全に十分注意し作業を行いましょう。
2 フィルターの取り外し
フィルターの取り外し方はタイプにより異なります。
無理に取り外そうとするとツメの部分が破損したり機器の故障に繋がりますので、必ず取扱説明書をよく読み、正しい手順で取外しを行ってください。
3 フィルターの清掃
①掃除機でほこりを吸い取りましょう。
フィルターを外すことができたら掃除機(ハンドクリーナーがあると便利です)でほこりを吸い取ってください。
その際、必ずフィルターの両面から掃除機をかけましょう。これだけでとても綺麗になります。
★ガムテープやコロコロなどを使ってパネルについてるホコリをペタペタ・・大きなホコリはこれだけでだいぶ取り除くことができます!
②水洗いをしましょう。
掃除機である程度は綺麗になりますがまだまだ汚れは残っていますので、次は水洗いをして流してください。
その際、少量の中性洗剤をスポンジに含ませ軽くこすり洗いをすることでほとんどの汚れが落ちます。
③ドライヤーを使い乾かします。
お手元にドライヤーがあれば水分がある程度なくなるまで乾かしていきます。その際、高温にならないよう温度に気をつけながら乾かしてください。
その後は天日干しをし、完全に乾いたらフィルターを元に戻します。
④フィルターを取付けパネルを拭きましょう。
完全にフィルターが乾いたらフィルターを元に戻します。その後、きれいな濡れぞうきんでパネルの表面を拭き取ってください。
油汚れやヤニ汚れが酷い場合は少量の中性洗剤を含ませ拭き上げると綺麗に汚れが落ちます。
汚れをそのまま放置してしまうとエアコンから吹出すカビや雑菌、ホコリなどでアレルギーの原因となり健康を損ねてしまう可能性も・・
日常のちょっとしたお手入れをしていただくだけでエアコンの効きが良くなり寿命も延ばすことができます。
さらに、電気代削減にも繋がるので定期的にお手入れすることをオススメします。
ご自身でお掃除する際のご注意
ご自身で業務用エアコンの清掃をする際は、下記に注意し安全に行ってください。
- 故障、事故や怪我の原因となりますので無理に作業をしないで下さい。
- むやみに清掃用スプレーをかけたり無理な作業を行わないようにしてください。故障や破損の原因となります。
業務用エアコンにも使える?エアコン掃除スプレーの意外な落とし穴
- 危険だと感じた場合は必ず専門業者に依頼して下さい。
- 高所の作業には十分に注意してください。
- エアコンをむやみに分解しないでください。
業務用エアコン掃除を専門業者に依頼すべきケース
簡易的な業務用エアコンの清掃方法をご紹介しましたが、下記が1つでも当てはまるお客様は一度、業務用エアコン清掃の専門業者に依頼することをオススメします。
- 内部洗浄(オーバーホール工事)を2年以上行っていない
- 空調機から異音がする
- 中古エアコンを設置した、入居時から設置されていた
- エアコンの効きが良くない
- 室内機から水が漏れてくる
専門業者の清掃は機器を分解し隅々まで綺麗に洗浄するので、内部のカビなどもしっかり落としてくれます。
効き目がアップしたり電気代削減にも繋がり、エアコン自体の寿命を延ばしてくれます。
目安としては2年に1度くらいの頻度で、オフシーズン(秋、春などエアコンを稼働する時期の少し前)にオーバーホール工事の実施をオススメします。
内部洗浄は専門の業者でなければ行うことができません。
お客様自身で分解をし洗浄してしまうと故障の原因になる場合がございますので、必ず専門業者の方に行ってもらいましょう。
業務用エアコンの導入・メンテナンスに最適な時期
業務用エアコンの導入やメンテナンスをする場合、春(3月~5月)または秋(9月~10月)にかけて依頼するのがおすすめです。
業務用エアコンが壊れやすい時期は夏場や冬場、エアコンの出番がきてからとなります。お問い合わせも殺到している時期なので、修理や交換工事に時間がかかってしまいます。
春や秋は市場的には閑散期のため、予約の取りやすさに加えて、交換や工事の対応が早かったり、通常より値段が安くなることが多いです。
5月中旬は冷房を使い始める人や10月下旬の急な寒さに暖房をつける人が多いため、故障に気づいたお客様からどんどん修理の予約が埋まってしまいます。
できるだけ早めに試運転をして、故障していないか確認しましょう。
また、業務用エアコンは10~15年が買い替えの目安と言われています。10年近くお使いの場合は、買い替えの計画を考えてみてはいかがですか?
夏の混雑時期を避けるように点検・修理・工事を完了させておくことで、暑苦しい夏場のお店を快適な環境にすることができます。
業務用エアコンの本格的なクリーニングは専門業者へ
日頃お手入れをしていてもフィルターの奥や内部にも汚れがたまりカビなどが生えてしまう他、電気代が無駄にかかってしまったり故障の原因となる場合がございます。
汚れをほったらかしにしてしまうと汚れが溜まりすぎてエアコンが故障し、エアコン本体の取り換えが必要となる場合もございます。
業者での定期クリーニングによってエアコンの寿命を延ばすことができるので定期的に内部の清掃を専門業者に依頼して行うようにしましょう!
当社でもエアコンクリーニングを承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
現地確認をし、現状報告とお見積りを提案させて頂きます!