日本製・業務用エアコンが世界から注目を浴びるのはなぜ?
日本製の業務用エアコンが世界で求められるようになる・・?
昨年11月30日から行われていたCOP21。12月12日に採択された『パリ協定』で、2020年までに「世界の平均気温上昇を2度未満に抑える 」ことが決まりました。これにより日本の企業は世界をマーケットに、業務用、家庭用の省エネエアコンを販売できる大きなビジネスチャンスになりそうです。
「パリ協定」の内容を解説!
そもそもパリ協定とは、ウィキペディアによると以下のように説明されています。
国連の第21回気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)が11月30日からパリ近郊で開かれ、会期を1日延長し12月12日に温暖化抑止を目指す新たな国際協力の枠組みである「パリ協定」を採択した。 パリ協定は現行の京都議定書の後継として、2020年以降、長期にわたって継続する協力体制の土台となる
2020年までに世界が取り組む、温暖化防止の目標数値が決まったということです。 その内容は、WWFのサイトによると、
パリ協定の内容は、全体目標として掲げられている「世界の平均気温上昇を2度未満に抑える(1.5度に抑えることが、リスク削減に大きく貢献することにも言及)」に向けて、世界全体で今世紀後半には、人間活動による温室効果ガス排出量を実質的にゼロにしていく方向を打ち出しました。
4年で気温上昇率を2度未満に抑えるというなかなか厳しい数値。
この数値を達成する方法として、日本の優れた省エネ効果のあるエアコンが注目されているのです。
すでに東南アジアの病院にエアコン1000台導入が決定!
東南アジアでは、ビルやオフィスでも業務用エアコンではなく、日本の家庭用のエアコンが使われているところもあるほど。
家庭用のエアコンが、業務用エアコンの代わりとなるとは。エアコン屋としては信じられませんが、それだけ日本のエアコンの性能が高いということなのでしょうか。
一番注目されているのは、日本製のインバーター。
モーター回転数を調整できるので、空調エネルギー消費抑制に抜群の効果を発揮します。ニュースイッチの「【COP21閉幕】パリ協定にみる企業のチャンスとリスク」によると、
今夏までにベトナムの2カ所の病院に日本製のインバーター付きルームエアコンが500台ずつ、合計1000台が導入された
という事例も!
この他、企業の入ったオフィスビルなどにも、日本製の業務用エアコンが次々に導入されていきそうな感じがします。
日本冷凍空調工業会のデータによると、徐々に輸出台数も増えていて、2014年は9000万台でした。
2016年は10万台の壁を突破できるかもしれません。
環境にやさしく業務用エアコンを使うためには、機能だけでなくこまめなクリーニングも
さて、世界で注目されている日本のエアコンですが、その機能や能力を、効率よく100%発揮するには、日々のメンテナンス、こまめなクリーニングが欠かせません。(エアコンコムではしつこいほどお伝えしていますね・・・)
ですので、世界環境の保全には、日本の高性能エアコンが世界に導入されるだけでなく、メンテナンス技術も普及しなければならないと、切に思います。
そして、それは、まず我々日本人から。
家庭用のロボット式エアコンでは掃除不要のものもありますが、業務用はより構造が複雑なので、プロ以外が手を出さないほうが無難です。
過去には、業務用エアコンのクリーニングを業者に依頼するか、しないかについても記事を書きました。
エアコンのクリーニングは非常に手間がかかるので、プロに依頼したほうが時間の節約になるし、仕上がりも違います。
また、「掃除が面倒だ!だけど、業者に頼むのもな・・・」というお客さまには、掃除やメンテナンスを楽にするために「お掃除機能付き」のエアコンもオススメです。
例えば、東芝の業務用エアコン(天カセ4方向)であれば全てセルフクリーン機能が搭載されています。
とにかく、業務用エアコンのメンテナンスについて気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
今後は、日本の業務用エアコンの出荷だけでなく、クリーニング技術にも注目されるといいなと思います。